2022年2月訪問
神奈川県藤沢市の八部公園で保存されているC11 245。
C11 245の車歴は…
- 1943年5月 日本車輌にて新製、新津区新発田駐泊所に配置
- 1959年4月 新津区新発田駐泊所→新津区
- 1973年4月 新津区→会津若松運転区
- 1973年12月 会津若松運転区→小牛田運転区
- 1974年5月 廃車
車歴はこちらから↓
C11245 機関車データベース (形式C11) - デゴイチよく走る!
新津区時代には赤谷線、小牛田運転区時代には石巻線などで主に活躍した機関車である。廃車後は当地で保存されており、しおかぜ号の愛称で親しまれている。
前照灯はシールドビームのLP405を使用している。煙室戸ハンドルなどの各部の形状は標準的なタイプである。現役時代には端梁とデフレクター前端をゼブラに塗装していたようだ。前面には愛称にちなんだオリジナルのヘッドマークが取り付けられている。
デフレクターにはバイパス弁点検窓が開いている。長方形で縁があるため、長野工場で施工されたものと思われる。現役時代には煙突に回転式火の粉止めを装備していたが、現在は取り外されている。
後照灯も前照灯と同様にLP405を取り付けている。245号機はC11形式の3次型に属するため、炭庫の上辺は水平になっている。
後年の主な改造は前照灯と後照灯の交換、バイパス弁点検窓の開口程度と思われ、非常にオリジナルに近い姿をした機関車である。
運転室内は各機器や計器がよく残っている。しっかり管理が行き届いていることがわかる。
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2025年6月30日編集