ばんの鉄道いろいろめぐり

旅先で見てきたいろいろな鉄道車両の保存車や廃車体、廃線跡などを紹介していきます。たまに現役のものや模型なんかも。

【保存車】C12 67 長野県茅野市

2025年7月訪問

 

長野県茅野市の茅野駅前で保存されているC12 67。

 

C12 67の車歴は⋯

  • 1933年12月 日立製作所にて新製、鹿児島庫(のちの鹿児島区)に配置
  • 1938年2月 鹿児島区→松本区信濃大町支区
  • 1956年9月 松本区信濃大町支区→松本区(のちの松本運転所)
  • 1965年6月 松本運転所→上諏訪区
  • 1972年4月 上諏訪区→中津川区
  • 1973年4月 廃車

車歴はこちらから↓

C1267 機関車データベース (形式C12) - デゴイチよく走る!

 

長らく長野地区で活躍してきた機関車である。松本、上諏訪区時代は、中央本線や篠ノ井線各駅の入換、中津川区時代は明知線で主に使用されていた。廃車後は茅野市民会館で保存されたのち、当地へ移設されている。

 

 

前照灯はLP42を使用している。前面はオリジナルに近い装いをしているが、上諏訪区時代には入換専用機として使用されていたことから、煙室戸と端梁がゼブラに塗装されていた。

端梁には補強用の鋼板が取り付けられている。長野工場受け持ちのC12形式に見られる特徴である。

 

 

機関士側側面。

 

ナンバープレートの他、製造銘板や換算標記がサイドタンクに残る。

 

 

後照灯はLP42を使用している。左右に設けられているステップは、機関士側の方が大型で、助士側より低いところに取り付けられている。

 

現役時には炭庫に木製の増炭囲いが設けられていたが、保存に際して撤去、鋼製の覆いを設けている。助士側の水取り入れ口だけ後方に囲いが設けられているのも特徴的である。

上諏訪区時代に入換専用機として使用されていたため、後面もゼブラに塗装されており、廃車時までその姿であった。

 

 

助士側の製造銘板などは失われている。空気圧縮機の消音器は、ランボード上に設けられている。

 

場所はこちら

 

2025年9月17日編集

 

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