ばんの鉄道いろいろめぐり

旅先で見てきたいろいろな鉄道車両の保存車や廃車体、廃線跡などを紹介していきます。たまに現役のものや模型なんかも。

【保存車】C56 124 長野県安曇野市

2025年10月訪問

 

長野県安曇野市の龍門渕公園で保存されているC56 124。

C56 124の車歴は…

  • 1938年3月 三菱重工にて新製、麻里布区に配置
  • 1939年7月 麻里布区→備後十日市区
  • 1942年1月 備後十日市区→七尾区
  • 1974年4月 七尾区→木曽福島区
  • 1975年3月 廃車

車歴はこちらから↓

C56124 機関車データベース (形式C56) - デゴイチよく走る!

 

七尾線や能登線で長らく活躍してきた機関車で、七尾線のSL最終列車を牽引するなどもしている。能登地区の無煙化に伴い木曽福島区へ転配後は、木曽福島駅や上松駅構内の入換に使用されていた。廃車は1975年3月18日で、C56形式の最終廃車機(動態保存機は除く)であった。廃車後は明科駅でしばらく留置されたのち、当地で保存されている。

 

 

前照灯はシールドビームのLP405を使用している。

ナンバープレートは緑色に塗色されているが、現役時代は型式入りの赤ナンバープレートで人気を博していた。なお木曽福島区転配後は黒に塗り直されている。

デフレクター前端には白塗りの手すりが設けられているが、これは木曽福島区転配後に追加されたものである。

 

 

デフレクターにはバイパス弁点検窓が設けられている。上にスライドして開けられる蓋が取り付けられていることから、松任工場で施工されたものと推定される。

 

ボイラーのX線検査票が残る。

 

 

運転室正面。

 

ブレーキの制御弁は、他の多くの型式と異なり90°違う向きで取り付けられている。

 

 

運転室の入口には板が張られて入れないようになっている。この折り畳み式の板は七尾時代からの装備で、恐らく防寒対策として用いられていたと思われる。

 

後照灯はLP42を使用している。

 

 

テンダー側面のランボード運転室側には、簡易的な風防が取り付けられている。

 

 

運転室助士側。運転室内に脚立が仕舞われているのが見える。

 

 

空気圧縮機の消音器はランボード上に設けられている。

 

場所はこちら

 

2025年11月4日編集

 

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