ばんの鉄道いろいろめぐり

旅先で見てきたいろいろな鉄道車両の保存車や廃車体、廃線跡などを紹介していきます。たまに現役のものや模型なんかも。

【保存車】C58 103 岩手県一関市

2025年6月訪問

 

岩手県一関市の一関図書館で保存されているC58 103。

 

C58 103の車歴は…

  • 1938年12月 汽車製造にて新製、会津若松区に配置
  • 1941年4月 会津若松区→盛岡区
  • 1941年6月 盛岡区→宮古区
  • 1948年10月 宮古区→会津若松区
  • 1950年7月 会津若松区→一ノ関区(のちの一ノ関管理所)
  • 1968年4月 一ノ関管理所→宮古区
  • 1969年10月 宮古区→尻内区(のちの八戸区)
  • 1972年5月 廃車

車歴はこちらから↓

C58103 機関車データベース (形式C58) - デゴイチよく走る!

 

大船渡線で長らく活躍したのち、晩年は八戸線で活躍した機関車である。廃車後は一ノ関駅より仮設レールを用いて当地へ搬入、保存されている。

 

 

前照灯はLP42を装備しているが、現役時代末期はシールドビームのLP405を使用していた。また副灯も取り付けられていたようだ。煙室戸下には、ボイラーとランボードを沿うように小型のシンダー除け(エプロン)を設けている。

 

 

鋭角で大型の雪かき器を備える。この形状のものは、八戸線や大湊線を走行する機関車に多く用いられていたもので、他の車両ではC58 239(静態保存時)やC11 244などで見られる。

 

雪かき器ステーには「356」と溶接で書かれている。108号機と356号機の尻内(八戸)区在籍期間が被っているため、現役時や保存時に取り付けられた可能性がある。C58 356は中山平温泉駅前で保存されていたが、残念ながら現在は解体済みである。

また先輪は本来のスポーク車輪では無く、プレート輪心のものを使用している。103号機オリジナルの先輪はD51 498で使用されていることで有名である。

 

 

デフレクターにはバイパス弁点検窓が設けられている。角のRと縁がある形状から、郡山工場で施工されたものと推定される。

 

スベリ棒は赤、主連棒と連結棒は緑に色差しされている。

 

 

運転室助士側。ナンバープレートや各銘板は全て揃っている。札差には一ノ関の区名札が入る。床下に目を向けると、蒸気暖房管のホースだけ何故か取り外されている。

 

後照灯にはシールドビームのLP405が使用されている。ナンバープレート右側には溢れ止め管が設けられており、これは東北地方の機関車に多く施された装備となる。

 

 

運転室機関士側も助士側と同様である。

 

運転室内。計器類や各機器がよく残っている。

 

 

C58 239で復活したSL銀河号運行にあたり、C58 103も動態復元する候補機に挙がっていた。それだけのこともあり、非常に良好な状態で保存されている。

 

場所はこちら

 

2025年9月22日編集

 

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