2025年9月訪問

京都府舞鶴市の中舞鶴公園で保存されているC58 113。
C58 113の車歴は⋯
- 1939年2月 汽車製造にて新製、梅小路区に配置
- 1939年11月 梅小路区→福知山区
- 1941年10月 福知山区→豊岡区和田山支区
- 1943年6月 豊岡区和田山支区→高知区
- 1949年10月 高知区→高松区
- 1950年10月 高松区→多度津区
- 1961年1月 多度津区→津山区
- 1970年4月 津山区→西舞鶴区
- 1971年6月 廃車
車歴はこちらから↓
C58113 機関車データベース (形式C58) - デゴイチよく走る!
関西や四国で主に活躍してきた機関車である。晩年は津山、西舞鶴区に配置され、姫新線や因美線、宮津線などで使用されていた。廃車後は中舞鶴駅跡である当地で保存されている。

前照灯はシールドビームのLP405を使用していたが、レンズカバーごと失われているようだ。煙室戸下には三角形のシンダー除け(エプロン)が設けられている。雪かき器は中央上部が切り欠きになった特徴的な形状である。

デフレクターにはバイパス弁点検窓が設けられている。点検窓には蓋も取り付けられており、その形状から鷹取工場で施工されたものと思われる。

ボイラー助士側。

助士席前方には150Lタンクの清缶剤送入装置を設けていたが、保存に際して外されたようだ。
ランボード上を歩いて見学できるようにしたためか、大きな柵のほか、ツリアイバリの受けまで支柱が増設されている。当然ながら保存後に行われたものである。

運転室助士側。出入り戸には、戸を開けて走行した時に使用する転落防止棒が設けられており、それが実際に使用された状態になっている。

後照灯はLP42を使用していたと思われるが失われている。機関士側の標識掛けに庇が設けられているのが特徴的である。

テンダー機関士側。

運転室横よりランボードへ上がることができる。

蒸気ドーム後方。

蒸気ドーム前方。

津山区時代には鷹取式集煙装置を設けていたが、煙突周りにはその取付跡が残っている。

空気圧縮機。ドレン弁が1カ所に集約されているのが特徴的。

運転室内。失われている計器、部品が多い。

運転室機関士側。
場所はこちら
2025年11月5日編集
記事を読みましたらバナーのタップもよろしくお願いいたします🙇

