ばんの鉄道いろいろめぐり

旅先で見てきたいろいろな鉄道車両の保存車や廃車体、廃線跡などを紹介していきます。たまに現役のものや模型なんかも。

【保存車】C58 390 京都府与謝野町

2020年2月訪問

 

加悦SL広場で保存されているC58 390。

 

C58 390の車歴は⋯

  • 1946年7月 汽車製造にて新製、苗穂区に配置
  • 1947年9月 苗穂区→北見区
  • 1975年7月 廃車

車歴はこちらから↓

C58390 機関車データベース (形式C58) - デゴイチよく走る!

 

新製から廃車まで北海道で活躍した機関車である。主に石北本線で使用されていた。廃車は1975年7月18日で、動態保存機を除けばC58形式最終廃車機となる。廃車後は当施設で保存されている。

 

 

前照灯はLP403を使用している。煙室戸下には、北海道でよく見られる形状のシンダー除け(エプロン)を設けている。

デフレクターは前方がカットされており、デッキには左右に手すりが増設されている。またデフレクターには長方形で縁が無いバイパス弁点検窓が設けられている。いずれも北海道の機関車特有の特徴である。

 

運転室窓にはバタフライスクリーンが設けられている。また北海道で見られるタイプのタブレットキャッチャーを取り付けており、それに伴いナンバープレートも前方にズレた位置に取り付けられている。

 

 

戦後製造のC58形式であるため、船底テンダーの10-20型を使用している。テンダー上へ上がるための梯子は、頂上に大型の手すりを増設している。また機関士側のステップは大型に改造されている。いずれも北海道の機関車で多く見られるものである。

 

船底テンダーであるため、台車は貨車で使用されているものとよく似たものを使用している。炭庫と水取り入れ口の仕切り板に後照灯が設けられていたと思われるが、訪問時には失われていた。

 

 

加悦SL広場閉館後の引き取り手はまだ決まっておらず、解体された上で部品のみの譲渡となる可能性もある。

 

2025年10月7日編集

 

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