ばんの鉄道いろいろめぐり

旅先で見てきたいろいろな鉄道車両の保存車や廃車体、廃線跡などを紹介していきます。たまに現役のものや模型なんかも。

【保存車】C60 1 仙台市青葉区

2025年11月訪問

 

仙台市青葉区の西公園で保存されているC60 1。

 

C60 1の車歴は…

  • 1942年10月 日立製作所にてC59 27として新製、梅小路区に配置
  • 1943年9月 梅小路区→宮原区
  • 1945年6月 宮原区→姫路区(のちの姫路第一区)
  • 1946年6月 姫路第一区→姫路第二区
  • 1953年11月 浜松工場にてC60 1に改造、尾久区に配置
  • 1954年9月 尾久区→盛岡区
  • 1964年10月 盛岡区→青森区
  • 1965年10月 青森区→盛岡区
  • 1968年10月 廃車

車歴はこちらから↓

C5927 機関車データベース (形式C59) - デゴイチよく走る!

C601 機関車データベース (形式C60) - デゴイチよく走る!

 

 

 

当初はC59 27として新製され、東海道・山陽本線で優等列車の牽引に使用されていた。東海道本線名古屋以東の電化完成に伴い余剰となり、地方線区への転用のため1953年にC60形式に改造されている。改造後は東北本線や常磐線、奥羽本線で使用、特急「はつかり」などの優等列車も牽引した。またお召し列車運行時の補機にも使用された。1968年に東北本線が全線電化されたことに伴い廃車、最後は「東北本線完全電化記念SLさよなら列車」の補機にも抜擢された。

廃車後は解体処分される予定だったと思われるが、小学生からの手紙がきっかけで保存が決定、当地で保存されている。一時期は荒廃していた時期もあったものの、西公園再整備に伴い機関車も再整備、保存会も発足している。C60形式では唯一の保存機となっている。

 

前照灯はLP403を使用している。現役時代の晩年には、副灯としてLP405も設けていた。

 

デフレクターには点検窓は設けられていない。現役時代には煙突左右に小型のデフレクターを装備していたが、保存に際して外されたようだ。

 

 

先輪は水かきスポークが特徴的である。

 

ボイラー助士側。砂管はボイラーのケーシング内を通る。

 

 

後退角のある運転室が特徴的である。C57形式のものを基本に設計されているようだ。

 

C60形式への改造にあたり、C59形式の従台車をLT254へ交換している。従輪が1軸から2軸へ変えられたことにより軸重が軽減され、運用線区が拡大した。

 

 

運転室助士側。

 

運転室下には動力式火格子揺り装置が設けられている。D52形式などで見られるものは斜めや縦に取り付けられている例が多いが、C60形式の場合はスペースに余裕があるのか水平に取り付けられている。

 

 

後台枠に沿うように、動力式火格子揺り装置からの火格子引棒が設けられている。

 

テンダーはC59(戦前型)由来の10-25を使用している。後照灯はLP42を使用していたが、現在は失われている。ナンバープレート右側には、東北地方の機関車でよく見られた溢れ止め管が設けられている。

 

 

運転室機関士側。

 

後退角のある運転室に旋回窓を後付けしているため、前面窓は出窓のようになっている。

 

 

改造元のC59 27の銘板も設けられている。

 

空気圧縮機周り。ドレン弁の形状が特徴的。

 

 

機関士側のデフレクター、シリンダー部。

 

運転室内。

 

 

シリンダーの圧力計や空気圧力計の位置が他形式と大きく異なる。

 

運転室後部。テンダーにはダミーの石炭が載せられている。

 

 

場所はこちら

 

2026年1月12日編集

 

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