2024年8月訪問

長野県塩尻市の塩尻市役所で保存されているD51 155。
D51 155の車歴は⋯
- 1939年2月 日本車輌にて新製、米原区に配置
- 1945年11月 米原区→大垣区
- 1950年5月 大垣区→上諏訪区
- 1964年3月 上諏訪区→長野区(のちの長野運転所)
- 1970年1月 長野運転所→稲沢第一区
- 1970年11月 稲沢第一区→中津川区
- 1973年2月 廃車
車歴はこちらから↓
D51155 機関車データベース (形式D51) - デゴイチよく走る!
中央本線や信越本線、篠ノ井線で活躍してきた機関車である。廃車後は当地で保存されている。

前照灯はLP403を使用している。煙突には長工式集煙装置を取り付けていたが、保存に際して撤去されたようだ。

デフレクターには、長方形で縁有りのバイパス弁点検窓が設けられている。またバイパス点検蓋は、本来ある部分の上部にも蓋が増設されている。いずれも長野工場受け持ち機の特徴である。

蒸気ドーム前方には、五角形の手すりが増設されている。これは長野工場受け持ち機に見られる特徴である。

運転室機関士側前方には運転室換気装置が設けられている。1960年頃に長野工場で取り付けられたものである。

後照灯は残っていないが、LP42を使用していたと思われる。またナンバープレート直上には、後照灯の庇が取り付けてあった跡も残っている。上諏訪区時代にはテンダー上に1500Lの重油タンクを搭載していたが、中津川区時代の頃には外されている。

助士席前方には、100Lタンクの理研式清缶剤送入装置が設けられている。また第4動輪より、記録式速度計の検出線が助士席へ伸びている。
場所はこちら
2025年11月3日編集
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