ばんの鉄道いろいろめぐり

旅先で見てきたいろいろな鉄道車両の保存車や廃車体、廃線跡などを紹介していきます。たまに現役のものや模型なんかも。

【保存車】D51 337 北海道和寒町

2025年7月訪問

 

北海道和寒町の和寒町郷土資料館で保存されているD51 337。

D51 337の車歴は⋯

  • 1939年12月 日立製作所にて新製、岡山区に配置
  • 1950年9月 岡山区→浜田区
  • 1952年10月 浜田区→名寄区
  • 1975年3月 廃車

車歴はこちらから↓

D51337 機関車データベース (形式D51) - デゴイチよく走る!

 

山陽本線や山陰本線などで活躍した後、北海道に渡って宗谷本線で活躍してきた機関車である。北見機関区にも貸し出されていたため、石北本線も走行したことがある。廃車後は当地で保存されている。

 

 

前照灯はLP403、副灯はシールドビームのLP405を装備している。煙室戸下にはシンダー除け(エプロン)を取り付けている。また北海道特有の改造として、前面デッキにコの字の手すりを増設している。助士側のステップは、雪かき器と干渉する下側1段目がカットされている。

雪かき器は北海道でよく見られる形状のものを装備している。名寄市で保存されているD51 398の雪かき器を復元する際に、この337号機のものを採寸して製作している。398号機と337号機は同じ名寄機関区に所属していた機関車で、1952年にはそれぞれのボイラーを交換するなど、何かと接点の多い機関車である。

 

デフレクターは北海道特有の改造として前方を切り詰めている。

さらにデフレクター点検窓が設けられている。元々は扉を設けていたため、その蝶番の跡が残る。

 

 

空気圧縮機の蒸気排気管がすぐに分岐し、ランボード脇を通ってテンダーまで繋がっているが、これはテンダーの水を暖気するための北海道特有の装備である。

運転室前方の窓には旋回窓、側窓にはバタフライスクリーンを装備している。タブレットキャッチャーは苗穂工場で施工される形状のものを取り付けている。運転室下の分配弁には、飯盒形のカバーが保温のため設けられいる。

 

 

北海道特有の改造として後照灯は炭庫と水取り入れ口との仕切り板に移設されており、フードを設けたうえでLP403を取り付けている。炭庫には木製の増炭囲いを設けている。炭庫上に木製の櫓が組まれているが、冬囲いする際に使用する支柱と思われる。

 

1969年には函館本線が旭川まで電化していたため、テンダーの梯子にはゼブラの警戒板が取り付けられている。その下方のステップは北海道特有の改造として、踏板の拡大とゴム板による滑り止め加工がされている。

 

 

運転室助士側。こちらにもバタフライスクリーンと苗穂工場施工のタブレットキャッチャーを備える。

337号機は1959年頃に運転室の密閉化改造を行なっており、それに伴いテンダー前方の角も斜めにカットされている。

 

蒸気ドーム前方には手すりが増設されている。北海道の機関車では通常、3本足で扇形のものを使用しているが、337号機は缶逆止弁がテンダー上にあるためか、2本足の異形のものになっている。

 

 

場所はこちら

 

2025年8月10日編集

 

保存車・廃車体一覧(形式別)へ戻る

保存車・廃車体一覧(地方別)へ戻る

記事一覧へ戻る

 

鉄道コムにほんブログ村 鉄道ブログへ鉄道ランキング