2025年9月訪問

兵庫県太子町の太子山公園で保存されているD51 345。
D51 345の車歴は⋯
- 1940年1月 日立製作所にて新製、長町区に配置
- 1944年10月 長町区→青森区
- 1945年8月 青森区→尻内区
- 1959年11月 尻内区→池田区
- 1962年9月 池田区→小樽築港区
- 1968年3月 小樽築港区→追分区
- 1976年3月 廃車
車歴はこちらから↓
D51345 機関車データベース (形式D51) - デゴイチよく走る!
東北、北海道で活躍してきた機関車である。廃車後は縁の無い当地で保存されている。北海道の機関車特有の装備やギースル・エジェクタ改造など、かなり特徴の多い機関車であったが、保存に際して鷹取工場で中途半端に復元がなされてしまっている。

前照灯はLP403を使用している。現役時代は副灯としてLP405を装備していたが、保存に際して撤去されている。煙室戸下にはシンダー除け(エプロン)を設けている。
北海道の機関車特有の改造としてデッキ部にコの字の手すりが設けられていたが、これも撤去されている。さらに端梁の雪かき器取り付け穴も見事に塞がれている。

デフレクターは前方がカットされている。また縁の無い長円形のバイパス弁点検窓が設けられているが、いずれも北海道の機関車特有のものである。

345号機は1968年に苗穂工場でギースル・エジェクタを装備、煙突も長円形のものになったが、保存に際して原型のものに復元している。

蒸気ドーム前方には扇形の手すりが増設されている。

空気圧縮機の排気管からは、テンダー水槽の暖房配管が分岐している。運転室の機関士側前面窓には旋回窓が設けられている。

運転室は1959年頃に密閉化改造を施されている。それに伴いテンダー前端角も斜めにカットさへている。

運転室側面にはタブレットキャッチャーとバタフライスクリーン、ブレーキの分配弁には飯盒状のカバーが設けられていたが、全て保存に際して撤去されている。

現役時代にはテンダー上部に木製の増炭囲いが設けられていた。

機関士側のステップは外側に拡大されている。北海道の機関車によく見られた改造である。

北海道特有の改造として、炭庫と水取り入れ口の仕切り板に後照灯が移設、LP403を使用している。テンダーへ上る手すりなどは安全のためか撤去されている。上部の手すりは、他の機関車ではあまり見られない特殊な形状だったようだ。

助士側もバタフライスクリーンやタブレットキャッチャーは残っていない。

ボイラー助士側。
場所はこちら
2025年11月8日編集
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