2025年7月訪問

北海道士別市のつくも水郷公園で保存されているD51 397。
D51 397の車歴は⋯
- 1940年1月 日本車輌にて新製、追分区に配置
- 1943年12月 追分区→函館区
- 1956年6月 函館区→五稜郭区
- 1960年11月 五稜郭区→函館区
- 1964年10月 函館区→五稜郭区
- 1967年4月 五稜郭区→滝川区
- 1975年10月 滝川区→追分区
- 1976年3月 廃車
車歴はこちらから↓
D51397 機関車データベース (形式D51) - デゴイチよく走る!
新製から廃車まで北海道で活躍した機関車である。主に函館本線や室蘭本線で使用されていた。廃車後は当地で保存されている。一時期は非常に荒廃しており、部品の盗難や破損なども多かったが、現在は修復・復元が施されている。

前照灯はLP403、副灯はシールドビームのLP405を装備する。煙室戸ハンドルはレプリカで、現役時代は一般的なタイプのものを取り付けていた。煙室戸下にはシンダー除け(エプロン)を設けている。雪かき器は北海道で標準的に見られる形状のものを取り付けている。

少し形が歪んでいるものの、煙突には回転式火の粉止めを取り付けている。デフレクターにはバイパス弁点検窓が設けられており、形状から苗穂工場で施工されたものと思われる。北海道の他の機関車と同様、バイパス弁点検窓は過去に扉が設けられていたものと思われる。

蒸気ドーム前方には、扇型の手すりを増設している。北海道の機関車で全般的に見られる装備である。

第二元空気ダメや繰出管に、テンダーから伸びる配管が接続されている。汽笛などを再現するために、近年施されたものと思われる。
助士席前面窓はHゴム支持に改造されている。その上の庇は雪でひしゃげてしまっている。

助士席窓には、バタフライスクリーンが設けられていたと思われる跡が残っている。タブレットキャッチャーは、北海道で標準的に使用されていた形状のものを取り付けている。
運転室は1960年代前半に密閉化改造を行なっており、それに伴ってテンダー前方角も斜めにカットされている。

テンダーの炭庫と水取り入れ口の仕切り板には、LP42と思われる後照灯を備えている。また多くの北海道の機関車同様に庇を設けている。
テンダーには木製の増炭囲いを設けている。炭庫内には一部屋根が設けられており、保存に際して何かしらの利用がある模様だ。

機関士側も助士側同様のタブレットキャッチャーを装備している。分配弁は、北海道の機関車に多く設けられている飯盒形の保温カバーが取り付けられている。バタフライスクリーンも設けられていたと思われるが、後年の荒廃により痕跡がほとんど残っていない。

空気圧縮機の排気管からは、テンダーの水槽への暖房管が分岐している。これも北海道の機関車特有の改造となる。
場所はこちら
2025年8月28日編集
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