2026年1月訪問

三重県津市の偕楽公園で保存されているD51 499。
D51 499の車歴は⋯
- 1941年2月 鉄道省鷹取工場にて新製、糸崎区に配置
- 1943年10月 糸崎区→広島区
- 1943年12月 広島区→糸崎区
- 1950年8月 糸崎区→鳥取区
- 1958年9月 鳥取区→福知山区
- 1972年3月 福知山区→亀山区
- 1972年10月 亀山区→奈良運転所
- 1973年9月 廃車
車歴はこちらから↓
D51499 機関車データベース (形式D51) - デゴイチよく走る!
長らく山陰本線東部で活躍してきた機関車である。重装備が特徴であり、それ故に非常に人気のあった機関車である。最晩年は関西本線や関西周辺の貨物線等で使用されていた。廃車後は当地で保存されている。

前照灯はLP403を使用している。煙室戸下には小型のシンダー除け(エプロン)を取り付けているが、時期によってはもっと大型のものを使用していたこともあるようだ。

デフレクターは後藤工場受け持ち機で見られるG-3型を装備、D51 499が有名たる所以の特徴である。1957年に装備したもので、一時期は後藤工場標準整備車の印である「GTマーク」も装飾されていた。

煙突には鷹取式集煙装置が装備されている。1958年頃に取り付けられたもので、トンネルの多い山陰本線の路線概況に合わせて設けられた。さらにそれ以前は後藤式集煙装置装置が取り付けられていた。

蒸気ドーム後方には680Lの重油タンクが設けられている。これも山陰本線で活躍していた1954年頃に設けられた。

運転室機関士側側面。タブレットキャッチャーが増設されており、これによってナンバープレートも下方へ移設されている。

機関士側前方窓の庇は、長さがあり前方へ傾いた形状をしている。これは福知山地区の機関車で見られた特徴である。

現役時代は増炭囲いを設けていたが、現在は残っていない。

後照灯はLP42を使用、台座によって少し高い位置に取り付けられている。

助士側にもタブレットキャッチャーが設けられている。また前方窓の庇も機関士側と同形状である。

助士席前方には150Lタンクの鷹取式清缶剤送入装置を設けている。

ボイラー助士側。

砂管は第2・3動輪前方と第3動輪後方に配置。

先輪はプレート輪心のものに交換されている。

運転室。
2026年6月現在、津市ではD51 499の再塗装や屋根の設置等を進めていくと公表されている。今後の展開が非常に楽しみな保存車である。
場所はこちら
2026年6月9日編集
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