ばんの鉄道いろいろめぐり

旅先で見てきたいろいろな鉄道車両の保存車や廃車体、廃線跡などを紹介していきます。たまに現役のものや模型なんかも。

【保存車】D51 792 愛知県春日井市

2023年11月訪問

 

愛知県春日井市の弥生公園で保存されている、D51 792です。

 

D51 792の簡単な車歴は⋯

1942年10月 三菱重工業で新製 田端区に配置

1944年8月 田端区→静岡区

1949年7月 静岡区→中津川区

1973年2月 廃車

 

車歴はこちらから↓

D51792 機関車データベース (形式D51) - デゴイチよく走る!

 

車歴から見ての通り、中央西線で長らく活躍した機関車です。中津川区時代は、度々稲沢第一区や多治見区などに貸し出されていました。さらに廃車直前の1972年頃からは、機関区の据付ボイラーの代用として使用されていたようです。

 

前面より見ていきます。一番目立つのは青色のナンバープレートです。中津川機関区所属機の最大の特徴と言えますね。中津川区で配置が長い機関車は青色ナンバーになっていた機関車が多かったようです。保存されている機関車ですと、D51 266やD51 777などがそうです。名古屋局では、機関区ごとにナンバープレートの色を分けていて、稲沢区は黒、米原区は緑、名古屋区は赤、中津川区は青で塗られている機関車がいました。

また792号機はナンバープレートが少し高い位置に取り付けられています。

 

側面を見ていきます。煙突が少し短い感じがしますが、これは長工式集煙装置を取り付けていたためです。保存に際して取り外されています。

またデフレクターにはバイパス弁点検窓が開いていますが、これは浜松工場受け持ち車に見られる形状です。縁があり、角のRは小さめ、他の物に比べると上下の寸法が大きいです。

 

運転室まわりです。運転室下部よりレール面近くまで配管が延びているのが分かるでしょうか。先端には空気清浄器と思われる筒もついています。これは中央西線篠ノ井線など、トンネルの多い山岳区間を走るD51に取り付けられた、運転室の換気装置になります。運転台下より新鮮な外気を吸入して水冷したのち、蒸気エジェクタで強制的に運転室内へ空気を送り出す仕組みだったそうです。

 

テンダー後部です。後照灯はシールドビームのLP405を使用しています。中央西線で使用されていたD51は、後照灯周りにフードを取り付けた車両が多かったのですが、792号機においてもフードが取り付けられていた跡が見受けられます。

 

運転室助士側前方を見てみると、清缶剤送入装置が取り付けられそうなスペースがあります。現役時の写真があまり見つからなかったので詳細は不明ですが、1968年頃の写真では搭載されていないことが確認できます。当時でも、本州で清缶剤送入装置を搭載していないD51は珍しかったようです。

 

場所はこちら

 

2025年4月6日編集

 

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