ばんの鉄道いろいろめぐり

旅先で見てきたいろいろな鉄道車両の保存車や廃車体、廃線跡などを紹介していきます。たまに現役のものや模型なんかも。

【保存車】D51 859 北海道遠軽町

2024年7月訪問

 

北海道遠軽町の遠軽公園で保存されているD51 859。

 

D51 859の車歴は⋯

  • 1943年11月 鉄道省鷹取工場にて新製、広島区(のちの広島第一区)に配置
  • 1948年10月 広島第一区→遠軽区
  • 1972年7月 廃車

車歴はこちらから↓

D51859 機関車データベース (形式D51) - デゴイチよく走る!

 

長らく遠軽区に配置されていた機関車で、主に石北本線で使用されていた。廃車後は遠軽駅近くの当地で保存されている。

 

 

前照灯はLP403、副灯はシールドビームのLP405を使用している。

ナンバープレートは通常よりも高めの位置に取り付けられている。

煙室戸下には、北海道でよく見られる形状の大型のシンダー除け(エプロン)を設けている。

デッキには誘導員が使用するコの字形の手すりを設けているが、それを左右両方に設けているD51は少ない。

北海道特有のステーにより取り付けられた雪かき器も設けられている。

 

デフレクターは前方が切り詰められた北海道仕様。バイパス弁点検窓が開けられており、さらに扉も設けられている。デフレクターに描かれた紋章は遠軽町章である。

 

 

準戦時形であるため、蒸気ドームはカマボコ形になっている。またその後方には680Lの重油タンクを備えている。

空気圧縮機上部のランボードの形状が特殊であるが、これは戦時設計の木製ランボードを戦後に鋼製にした時の名残である。

空気圧縮機の蒸気排気管は、途中でテンダーの水槽の暖房管と分岐している。これも北海道の機関車特有の改造である。

 

運転室横にはタブレットキャッチャーとバタフライスクリーンを設けている。その下のブレーキ分配弁は、飯盒状の保温カバーで覆われている。いずれも北海道の機関車特有の装備である。

 

 

後照灯はLP42を使用している。テンダー上部へ上がる梯子は、最上部に逆ハの字の手すりが増設、2〜3段目には縦方向の手すりが増設されている。また機関士側ステップも大型に改造されている。

 

テンダーの炭庫は、製造時は木製であったものを戦後に鋼製としており、外見からもその境がよく分かる。現役時代には、さらに木製の増炭囲いも取り付けていた。

 

 

運転室助士側も、反対と同様にバタフライスクリーンとタブレットキャッチャーを備えている。運転室は1960年前後に密閉化改造を行っており、それに伴いテンダー前方角も斜めにカットされている。

 

助士席前方窓は、北海道の機関車特有のHゴム支持となっている。

給水ポンプ上部のランボードも木製ランボードだった名残で、山なり形状ではなく凸形になっている。

 

 

助士側のデフレクターには、町章は描かれていない。

 

当地ではキ282も保存されている。

 

場所はこちら

 

2025年12月31日編集

 

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