ばんの鉄道いろいろめぐり

旅先で見てきたいろいろな鉄道車両の保存車や廃車体、廃線跡などを紹介していきます。たまに現役のものや模型なんかも。

【保存車】D51 882 大阪府茨木市

2024年8月訪問

 

大阪府茨木市の真龍寺で保存されているD51 882。

 

D51 882の車歴は…

  • 1944年2月 日立製作所にて新製、秋田区に配置
  • 1945年12月 秋田区→姫路区(のちの姫路第一区)
  • 1948年2月現在 亀山区
  • 1962年8月 亀山区→奈良区(のちの奈良運転所)
  • 1973年11月 廃車

車歴はこちらから↓

D51882 機関車データベース (形式D51) - デゴイチよく走る!

 

長らく関西本線で活躍した機関車である。晩年には「月と鹿」の装飾がデフレクターに施され、「サヨナラSL三重連バンビ号」などのイベント列車にも多く充当された。廃車後は大阪の共永興業で保管されていたものの、1995年に真龍寺へ寄贈・展示されている。

 

前照灯はLP403を使用している。煙室戸下には小ぶりなシンダー除け(エプロン)を取り付けている。ナンバープレートは現役末期より赤で塗色されていた。

 

 

デフレクターにはバイパス弁点検窓が設けられており、さらに扉も取り付けられている。これは鷹取工場で施工されたものである。また1972年にはデフレクターに「三日月に跳ね鹿」のマークを装飾している。

 

煙突には鷹取式集煙装置が設けられている。

 

 

蒸気ドーム後ろには680Lの重油タンクが設けられている。加太越え対策として、集煙装置と共に1962年頃取り付けられた。

 

助士席前方には150Lタンクの理研式清缶剤送入装置を設けている。また側面にはタブレットキャッチャーを取り付けており、これのためナンバープレートが下方へ移設されている。

 

 

後照灯はLP42を使用、台座により少し高い位置に取り付けられている。

 

テンダーへ上がる梯子や手すりは撤去されている。

 

 

機関士側デフレクターにも月と鹿の装飾が残る。こちらの方がハッキリと残っているように見える。

 

奈良運転所のD51形式は、晩年多くの車両のデフレクターに装飾が施された。「つばめ」の831号機・944号機、「月と鹿」の882号機、「はと(ピースマーク)」の906号機、「かもめ」の940号機といたが、装飾が残った状態で現存しているのは882号機のみである。

 

場所はこちら

 

2026年4月22日編集

 

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