2026年2月訪問

群馬県前橋市の前橋こども公園で保存されているD51 916。
D51 916の車歴は…
- 1943年12月 日本車輌にて新製、糸崎区に配置
- 1948年5月 糸崎区→函館区
- 1948年6月 函館区→追分区
- 1949年6月 追分区→新得区
- 1954年12月 新得区→岩見沢区
- 1968年9月 岩見沢区→小樽築港区
- 1973年10月 小樽築港区→名寄区
- 1975年2月 名寄区→追分区
- 1976年3月 廃車
車歴はこちらから↓
D51916 機関車データベース (形式D51) - デゴイチよく走る!
現役時代のほとんどを北海道で過ごした機関車である。主に室蘭本線や函館本線で使用されていた。廃車後は前橋駅まで貨物列車で輸送、当地で保存されている。

前照灯はLP403、副灯はシールドビームのLP405を使用している。ナンバープレートは通常よりかなり高い位置に取り付けられているのが特徴的。煙室戸ハンドルは失われているが、現役時代は通常タイプのものを使用していた。また煙室戸下には大型のシンダー除け(エプロン)を設けている。デッキには北海道特有のコの字の手すりが増設。雪かき器は9600形式で多く見られるような、丸みを帯びた形状のものを使用している。

デフレクターは北海道仕様として前方がカットされている。バイパス弁点検窓も設けられており、さらにそこへ扉を取り付けていた蝶番の跡も残る。

シリンダー側面には、シリンダークリアランスの値を入れるための板も取り付けられている。シリンダークリアランスとは、ピストンの前後の死点と前後シリンダー蓋との間の各隙間のことである。

蒸気ドーム前方には、北海道の機関車の特徴である扇形の手すりが増設されている。

蒸気ドームは準戦時型・戦時型仕様のカマボコ型となっている。

ボイラー助士側。

助士側前方窓はHゴム支持へ改造されている。ナンバープレート後方にタブレットキャッチャーが、側面窓にはバタフライスクリーンが設けられていたが、現在は残っていない。

従輪はプレート輪心のものを使用している。

テンダーのステップは、機関士側が外側に拡大されている。

後照灯は炭庫と水取り入れ口の仕切り板へ移設されている。LP403を使用しており、フードも設けられている。

機関士側にもタブレットキャッチャーやバタフライスクリーンは残っていない。またブレーキ分配弁のカバーも同様である。運転室は防寒防雪対策として密閉化改造、それに伴いテンダー前方角も斜めにカットされている。

機関士側前方窓には旋回窓が設けられている。空気圧縮機の蒸気排気管からは、北海道特有の装備であるテンダー水槽の暖房管が分岐している。また機械式速度計の検出棒も従輪ではなく第4動輪へ繋がれている。

ボイラー機関士側。

機関士側のデフレクター。バイパス弁点検窓の扉の蝶番跡がはっきりと見て取れる。

運転室機関士側。

運転室助士側。運転室内は透明板によって仕切られているため、部品類もよく残っている。
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2026年7月16日編集
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