ばんの鉄道いろいろめぐり

旅先で見てきたいろいろな鉄道車両の保存車や廃車体、廃線跡などを紹介していきます。たまに現役のものや模型なんかも。

【保存車】福井鉄道モハ161-2 福井県福井市

2020年10月訪問

 

福井県福井市の下馬中央公園で保存されている福井鉄道モハ161-2

 

福井鉄道モハ161-2は、1933年に日本車輌にて福武電気鉄道デハ21として新製された。戦時中に周囲の鉄道会社と合併して福井鉄道となり、1947年にはモハ61に改番された。1968年には輸送力増強のため、モハ62と連接台車で繋いだモハ161-2に改造、1997年9月まで使用された。

1948年に発生した福井地震では、この車両が福井駅前で被災し全焼している。そのような経緯により、廃車後に福井市に引き取られて保存されることとなった。

 

製造時は福井駅前〜福井新の2kmの併用軌道区間専用で運用することを想定していたため、およそ11mの短い車体となっている。

片側は窓が傾斜したオリジナルの前面であるが、反対側は連接台車で運用されていたものの中間側を復元したものであるため窓は平滑であり、前照灯や連結器、排障器も保存時に取り付けられたものである。

市内線に直通していたため、側扉の下部にはステップが取り付けられている。

 

場所はこちら

 

2025年6月13日編集

 

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