2025年11月訪問

鳥取県南部町のキナルなんぶで保存されている日ノ丸自動車のデハ203。

日ノ丸自動車のデハ203は、1922年5月に日本車輌にて駿遠電気の24号として新製、後に池上電気鉄道へ譲渡、さらに1931年に伯陽電鉄(のちの日ノ丸自動車鉄道部)へ譲渡された。当初は池上電気鉄道からの貸出ということでデハ2を名乗っていたが、正式に譲渡後はデハ5、1958年にはデハ203へ改番されている。1967年の路線廃止まで使用された後は西伯小学校で保存されていたが、2012年にJR西日本後藤工場へ搬入され修復、2015年から当地で保存されている。

端梁は大きく前へ突出しており、バッファーを取り付けていた跡が残っている。また自動連結器も後付けで、元々はネジ式の連結器だったと思われる。

ダブルルーフの屋根が特徴的で、縦向きにトルペード形ベンチレーターを設けている。集電装置はY字型ビューゲルを使用している。

池上電気鉄道から伯陽電鉄へ譲渡された兄弟車であるデハ201もいたが、そちらは簡易鋼体化を行っており、木張りの当車とは異なった見た目をしていた。

台車。主電動機は50PSを各台車に1基ずつ搭載している。

運転台は中央部に設けられており、その部分だけ固定窓になっている。

元々はオープンデッキの車体であったが、寒さの厳しい山陰地方では適合せず、1935年に側扉を設ける改造を行っている。

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2026年1月31日編集
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