2025年訪問

某所で保存されている井笠鉄道9号。
井笠鉄道9号は、1910年にベルギーのコッケリル社にて新製され、釜石鉱山田中製鉄所の2号として納入された。1945年に廃車となるが、その翌年に井笠鉄道が購入し、9号となった。1948年より使用開始されたものの、軸重が重過ぎたため実質1年程しか使用されず、1961年に廃車になった。その後は笠岡市交通公園、京都府宇治市の桃山城、岡山県の井原駅前、井原市七日町公園、同市の星空間オートキャンプ場と、保存場所を転々とし、2025年現在は当地で保存されている。

ベルギーのコッケリル社製の機関車は国内での例がほとんど無く、その貴重性も保存される一因となったようだ。製造当初は極めて巨大な蒸気ドームを持つ特異な姿であったが、1939年に現在の姿に改造され、一般的によく見られる蒸気機関車と同じような姿となっている。

改造は主に上回りであったようで、シリンダーなどは製造当初の姿を残している。現在は保存会による修復作業中の最中であり、訪問時は全体的に錆止めによって塗装されていた。
2025年11月27日編集
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