2020年2月訪問

加悦SL広場で保存されている加悦鉄道キハ101。
加悦鉄道キハ101は、1936年に加悦鉄道10周年を記念して日本車輌で新製された車両である。1980年頃に休車となり、その後は当施設で保存されている。加悦SL広場では当初は静態保存していたものの、2004年から動態保存を開始している。
キハ101は加悦鉄道でも数少ない自社発注の車両であり、動力車では他にDB201のみとなっている。

荷物を載せるためのバケットを車両前後に設けている。燃料が不足した戦時中には、バケットに木炭ガス発生装置を取り付けて運行もしていたようだ。
連結器には水津式自動連結器を用いており、車両に取り付けられた状態のものはキハ101が唯一となる。

この車両の最大の特徴は、動輪1軸と付随のボギー台車を備えた「片ボギー」を採用していることである。地方私鉄では度々見られた形態であるものの、現存しているものはこのキハ101が唯一であるとされている。

エンジンおよび変速機。エンジンは三菱重工製のディーゼルエンジンを使用しているが、1968年以前はガソリンエンジンを装備していた。

動輪は1軸のみ。後方より推進軸が伸びてきているのが見える。

付随台車の前方にはラジエーターを備えている。

付随台車は、鉄道省の気動車で多く使用されたTR26などと似たようなものを用いている。
加悦SL広場閉館後もそのまま保管されているが、今後与謝野町内の加悦鉄道保存会に譲渡され、引き続き動態保存することが予定されているようだ。
2025年8月14日編集
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