2019年8月訪問

滋賀県米原市の学びあいステーション米原で保存されているキ555。
キ555は1946年に運輸省土崎工場で新製、名古屋鉄道管理局の米原駅を常備駅とし、主に東海道本線の除雪で活躍した。1983年頃に廃車になり、その後は当地で保存されている。

キ550形式は鉄道省初の鋼製複線用ラッセル式雪かき車である。米原駅常備のキ555の他、近隣駅では大垣・稲沢駅常備のキ552おり、キ555と同じく関ヶ原超えの区間で活躍していた。
複線用であるため、雪が進行方向左側に流れるようになっている。

台車は古典的なTR20を使用を使用している。また最高速度が65km/h以下であるため、車体には黄帯が巻かれている。

管理局や常備駅、形式名や車号などがレタリングされている。名古屋の「名」は特徴的な書体が再現されているが、それ以外はゴシック体のような書体になっている。なお現役時の写真と見比べると、標記はこれと異なるようである。
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2025年7月31日編集
