2025年6月訪問

広島県安芸太田町の旧安野駅で保存されているキハ58 554。
キハ58 554の車歴は⋯
- 1964年6月 富士重工で新製、宮原区に配置
- 1985年3月現在 向日町運転所
- 1986年10月 向日町運転所→広島運転所
- 1990年4月現在 小郡運転区(のちの山口鉄道部)
- 2003年11月 廃車
新製から引退まて西日本で活躍してきた車両である。宮原区時代には急行「ゆのくに」や「たかやま」など、民営化後には急行「ちどり」「さんべ」などで使用された。山口鉄道部に所属時は山口線で使用されていたが、可部線の可部〜三段峡の廃止当日に可部線加計駅へやってきた。そして2003年11月30日の最終運行後に広島方面へ引き上げる車両とともに回送され、安野駅跡で保存されている。可部線での営業運転には使用されたことは無いと思われる。加計駅跡で保存されているキハ28 2394も、同じように保存された車両となる。

後部標識灯が外バメ式に改造されていたり、放送ジャンパ受けがタイフォン左に移設されているなど、関西地区化のキハ58の特徴を残している。

いわゆる「広島普通色」に塗色されている。民営化後の急行列車に多用されていた時には、緑色をベースとした「2代目 広島急行色」に塗色されていたようだ。
屋根上のベンチレーターは、外側の角が削れた五角形断面のものになっている。

2端側。貫通戸は鋼板によって塞がれている。下関地域鉄道部(下関車両センター)での全般検査の標記や、特別保全工事を施工した「保」の標記などが残る。

乗降扉は足元の丸窓が塞がれている以外は原型を保っている。

運転室内。防護無線などの保安機器や通信機器以外のものは大概が残っていそうである。

車両後方の客室は、座席等がそのまま残っている。

車両前方側は座席が撤去され、カーペット敷のようになっている。イベントスペースとして使用していたようだが、現在は雨漏り等がひどく通常は立ち入れないようだ。
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2025年8月11日編集
