2022年1月訪問

岐阜県羽島市のかみなり村で保存されている紀州鉄道のキハ605。
キハ605は、1951年に常磐炭礦鉄道のキハ21として宇都宮車輌で新製、1959年頃まで職員輸送に使用されていた。その後は岡山臨港鉄道へ譲渡されキハ1003に改番、岡山臨港鉄道が廃止となった1984年に紀州鉄道へ譲渡されキハ605に改番された。2000年に廃車となったのちは、有田鉄道金屋口駅跡や伏木などを経て、2020年より当地で保存されている。

全長11.5mの短い車体と張り上げ屋根、特徴的な側扉が目立つ気動車である。

紀州鉄道時代に前面の2つの窓を1枚窓にする改造を受けているが、伏木ヤードで保存されていた際にJR貨物・北陸ロジスティクスにより原型に復元されている。
常磐炭礦鉄道時代は気動車の運転士が当初いなかったため放置、岡山臨港鉄道時代は車体の短さ故に予備車扱い、紀州鉄道時代に至っては一度も営業運転に就くことが無かった不遇の車両であるが、よく今日まで残ったものである。
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2025年9月10日編集
