2025年7月訪問

宮城県栗原市の旧若柳駅で保存されている栗原電鉄ED203。

栗原電鉄のED203は、1950年に中日本重工にて栗原鉄道のED183として新製、1955年の改軌に際して1957年にED203へ改造された。主に貨物輸送で使用されていたが、1987年に貨物輸送廃止となりED203も廃車となった。その後は若柳駅の車庫で保管されていたが、くりはら田園鉄道廃止に伴い駅構内へ移動した。

当初は軌間762mm用に製造されたが、1067mmへの改軌の際に台車を改造している。そのため車体は18tから20tへ重量増加、台車も車体より張り出した特徴的な形態となった。

車体幅は約2m、車体長は約9mとコンパクトな形状であるが、それは車体は軽便鉄道時代のまま改軌改造したためである。国内で使用された軽便鉄道向け電気機関車としては、最大級の大きさである。

板台枠式の台車を使用している。

運転室横には栗原電鉄の社紋にナンバープレート、そして三菱の社紋が残る。製造は中日本重工であるが、この企業はGHQの指示による財閥解体で三菱重工から分割されたものである。改軌に伴う改造は、再統合した三菱重工で行われている。
場所はこちら
2026年7月4日編集
記事を読みましたらバナーのタップもよろしくお願いいたします🙇

