ばんの鉄道いろいろめぐり

旅先で見てきたいろいろな鉄道車両の保存車や廃車体、廃線跡などを紹介していきます。たまに現役のものや模型なんかも。

【消えた保存車】オエ61 67 北海道豊富町

2020年9月訪問

 



宗谷本線豊富駅の横で保存されていたオエ61 67です。残念ながら2024年に解体されてしまったようです。

 

簡単な車歴は…

ナハ34631→ナハ22795→マニ60 21→マニ60 2021と改造されていったのち、1978年に旭川工場でオエ61 67へ改造、北見機関区へ救援車として配置されました。1986年には稚内客貨車区へ転属、JR北海道に継承されたのち1990年6月に廃車となりました。

廃車後は当地に移設され、ライダーハウスなどで使用されていたようですが、訪問時は既に荒廃していました。

 

 

2-4位側側面

オエ61は様々な形式の客車を種車としていますが、オエ61 67だと写真左側の2位および裏側の1位の窓が分割されているところが特徴のようです。

 

 

後位

手ブレーキのある後位側です。出入り戸が完全に腐ってしまってますね。

 

 

1-3位側

最後に1-3位側。豊富駅のホームから撮影しております。反対側もそうでしたが、屋根のキャンバスが完全に無くなっているところもあります。また雨樋が半分以上脱落しております。鋼製車体とはいえ各扉や雨樋は木製なので、非常に腐食が進んでいるところがうかがえます。

 

さてオエ61 67は、かつて稚内港の防波堤ドームで保存されていたC55 49が解体されて以降は日本最北にある保存車でした。そして2024年にはこのオエ61 67も解体されてしまったので、日本最北の保存車は中頓別で保存されている49648となっています。そちらはこの記事を書いた時点ではまだ行ったことが無いので、近いうちに訪問してみたいと思います。

 

2025年3月28日更新

 

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