2026年2月訪問

三重県いなべ市の貨物鉄道博物館で保存されている西濃鉄道ワフ21120。
ワフ21120は1934年に汽車製造にて製造、1977年には西濃鉄道へ譲渡されている。主に推進運転が必要な昼飯線で使用されていたが、1990年頃に昼飯線が休止となったため、ワフ21120も運用が無くなり2002年に廃車となった。その後は2003年の当館開館に合わせて移設、保存されている。

デッキの柵の形状や、リベットを多用した車体が特徴的である。

前位側には2t積の小さな貨物室が設けられている。他の貨物と混載不向きな鮮魚などの小口貨物の運搬に用いられていたようだ。

土崎工場の改造銘板。

走り装置は2段リンク式。1968年に土崎工場で1段リンク式から改造している。

ブレーキ装置はK制御弁と補助空気ダメ、ブレーキシリンダーが一体となったKCブレーキ装置を使用している。台枠には日本国有鉄道の銘板、西濃鉄道の標記、吹田工場での更新修繕の銘板が残る。

デッキには汽笛が設けられていた跡が残っている。西濃鉄道では推進運転による貨物列車の運行があったため設けられた。

車掌室内。貨物室側に執務机が設けられている。

出入口。横にはブレーキ管の圧力計が設けられている。

貨物鉄道博物館の銘板。

車内中央にはダルマストーブが配されている。製造当初は設けられていなかったが、1953年に吹田工場で行われた更新修繕の際に新設された。
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2026年6月29日編集
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