2025年2月訪問

長崎県島原市の霊丘公園で保存されている、島原鉄道のC1206。
C1206は1949年に日本車輌にて新製、島原鉄道に納入された。磐城セメント(住友セメント小倉工場)への貸出も挟みつつ、1968年に廃車となっている。その後沿線の当地で保存されている。
国鉄C12形と同型車で、島原鉄道にはC1201〜03、05、06の5両が納入されている。保存に際して、なぜか本来のナンバーであるC1206からトップナンバーのC1201へ変更されている。

前照灯はLP42を使用している。ナンバープレートは緑色のものを取り付けている。ナンバープレートの色が現役時代にはどうだったかは、カラーの資料が乏しく判別できない。

デフレクターを装備しており、これは国鉄のC12形式を含め稀有な例である。島原鉄道のC12では05と06のみがデフレクターを装備しており、この機関車が01ではなく06であることの根拠の1つとなっている。1949年5月に島原鉄道で運行されたお召し列車の装飾として取り付けられたようだが、実際には納入が間に合わず、05に急遽デフレクターを取り付けたというエピソードがある。
島原鉄道のC12は国鉄C12形式の最終増備車をベースに設計されているため、それと同様にプレート輪心の先輪を用いている。


サイドタンクにはナンバープレートと製造銘板が取り付けられている。製造番号は1532であり、これはC1206に合致するようだ。
運転室の側窓や出入り戸の窓は二段窓を採用しており、島原鉄道のC12の特徴でもあったが、窓ガラスは全て失われている。

運転室窓の下には島原鉄道の社紋が入る。

後照灯もLP42を使用、そのすぐ下の標識掛けが目立つ。炭庫の形状は標準的なC12形式の形状をしている。従輪についてもプレート輪心のものを用いている。
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2025年7月25日編集
