2025年11月訪問

栃木県真岡市のSLキューロク館で保存されているスハフ44 25。

スハフ44 25の車歴は⋯
- 1954年3月 日本車輌にて新製、函館客車区(のちの函館運転所)に配置
- 1967年1月 五稜郭工場にて近代化改造
- 1970〜1977年 五稜郭もしくは旭川工場にて体質改善工事
- 1987年3月 廃車
新製から廃車まで函館で過ごした客車である。函館本線で主に使用され、普通列車から急行「ニセコ」などの優等列車まで幅広く用いられた。廃車後は船の科学館「羊蹄丸」で保存されていたが、2011年の閉館に伴い翌2012年に真岡市に譲渡、保存されている。

日本車輌の製造銘板、近代化改造による五稜郭工場の銘板が取り付けられている。

AVブレーキ装置。A制御弁は撤去されている。

近代化改造により、便所・洗面所窓の下窓が固定、上窓が下降式に改造、塗色も青15号に変更されている。また体質改善工事により側窓の外窓がアルミサッシに変更されている。出入り戸はHゴム式の窓と平鋼板1枚もののタイプで、これは3次車(スハフ44 23〜27)においては新製から装備しているタイプとなる。

最後の全般検査が五稜郭車両センターで行われたことが分かる。また体質改善工事が行われていることを示す「T」のマークが入る。

台車はTR47を使用。

車軸発電機は軸で回転を伝えて発電するタイプ。本州以南ではベルトで回転を伝達するタイプを使用しているが、北海道では雪によるベルト切断を配慮してか使用されていない。

蓄電池箱と水タンク。手前には蒸気暖房管の蒸気トラップがある。

灯具や扇風機のスイッチ。

客室車端部。

客室内。

窓は北海道使用の二重窓。外側はアルミサッシ、内側は木枠の窓となっている。また窓際のテーブルは近代化改造によって取り付けられた。

洗面所。

灯具関係の機器箱。
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2025年12月17日編集
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