2025年4月訪問
山形県鶴岡市の善宝寺駅跡で保存されている、庄内交通モハ3
庄内交通のモハ3は、1930年に日本車輌で新製、庄内交通湯野浜線で活躍した。1975年の路線廃止後は、1978年に善宝寺駅に開設された善宝寺鉄道記念館に保存されている。しかし当施設は1993年に閉館、記念館として使用されていた駅舎は2022年に解体されたが、モハ3は現在に至るまで残っている。
鉄道記念館の閉館後は30年以上放置されているため、車体の損傷は非常に激しい。
庄内交通の社紋と車号が残る。
沿道より反対側を見る。引きで見ると屋根の損傷の酷さが際立つ。駅舎の解体直前頃になると、旧線路敷や旧ホーム上には草木が茂り見にくかったが、現在へ伐採等が行われ見やすくなっている。
駅舎があった箇所には土台のみが残っている。
2021年9月に訪問した時には駅舎はまだ残っていた。しかし建屋の老朽化により車両へは近づけない状態になっていた。奥に見えるのはラサ工業宮古工場のC11 247の動輪である。
庄内交通の車両は多くが保存されていたが、現在はモハ3以外は全て解体されており、庄内交通唯一の保存車となっている。
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2025年6月19日編集