ばんの鉄道いろいろめぐり

旅先で見てきたいろいろな鉄道車両の保存車や廃車体、廃線跡などを紹介していきます。たまに現役のものや模型なんかも。

【廃貨車】タサ1形(車番不明)

2020年6月訪問

 

某所で燃料タンクとして使用されていると思われるタサ1形。

 

タサ1形は大正時代より製造された3軸タンク車である。ア27000形、ア27200、ア27300、ア27320、ア27380、ア27500、ア27550、さらには台湾総督府で使用されていたタンク車を1928年に統合した形式となる。

 

 

リベットの鋲接位置やタンク体・台枠の繋ぎ板の位置などから、1927年に日本車輌で製造されたア27340〜27354(タサ170〜184)であると推定される。車軸に長軸を使用していたためタンク体の位置を高くする必要があり、繋ぎ板が裾広がりになっているのが特徴。

製造当初の所有車はライジングサン石油で、野田・石油・野内駅を常備駅としていた。戦時中は接収により石油配給所有、戦後はシェル石油所有となっている。一部は揮発油専用車のタラ100形に編入された車両があったものの、1番遅い車両では1968年まで使用されていた。

 

 

タンク体と台枠の繋ぎ板の下には、車輪を避けるための逃げか設けられている。

鏡面下部の切欠きは、一部のサイトでは「ねじ式連結器を装備していたときにバッファーを設けていたため」に設けられたとあるが、正確には「自動連結器の緩衝器を設けるため」に設けられたものである。タサ170〜184のロットであるとすれば、製造当初より自動連結器を装備していたはずである。自動連結器交換を見据えた時期のロットであれば準備工事として切欠きを設けており、それ以前のロットであれば台枠を延長して自動連結器を設けている。

 

 

2025年9月2日編集

 

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