2019年4月訪問

秩父鉄道三峰口駅構内の秩父鉄道車両公園で保存されていた秩父鉄道トキ502。
1968年に日立製作所にてトキ500形式として新製、石灰石輸送などに使用されていたが、1984年に国鉄の貨物輸送縮小の煽りを受けて廃車となった。廃車後の1989年に開園した秩父鉄道車両公園で保存されていたが、2019年の閉園に伴い解体された。

国鉄のトキ25000形と同型車。アオリ戸は元々プレス鋼板であったが、トキ25000形最終増備車と同様の平鋼板へ1978年に交換されている。
国鉄線へ直通するため、車号の下には2本線が入っている。

荷台に上がれる貨車の保存車も少なかっただろう。荷台には埋木があったと思われる窪みが残っている。埋木とは、積み荷の転動を防止するために釘を打ち付けるための木材である。
2025年6月20日編集
