2020年8月訪問
栃木県宇都宮市の子ども総合科学館で保存されているヨ137
ヨ137は、1960年頃から東武鉄道杉戸工場でヨ101形式として製造されたうちの1両である。トム1001形、トム1031形、トフ901形のいずれかを改造して作られた。当地で一緒に保存されているED5067の廃車が1987年であることや、子ども総合科学館の開設が1988年であることから、ヨ137についても同時期に廃車になったと思われる。
廃車後は、ED5067、ワラ100、ワラ113、ワラ116、ワラ120と連結された状態で、園内のレンタサイクルの設備として使用されている。車内に立ち入ることはできない。
サッシ窓と前後の広いデッキが特徴的な車掌車である。
保存後に車体は塗り直されており、車号は「137」のみの標記となっている。
車体前後のゼブラと反射板付きの後部標識灯も残っている。訪問時は現役当時のような薄緑色に塗られていたが、現在はグレーに塗られているようである。ヨ101形式は1987年頃より茶色へ塗り替えた車両が登場しているが、ヨ137は同時期に廃車になったと推定されるため、茶色に塗られていた時期は無かったと思われる。
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2025年5月22日編集