2025年10月訪問

愛知県田原市のサンテパルクたはらで保存されている豊橋鉄道デキ211。

豊橋鉄道デキ211は、1925年に愛知電気鉄道のデキ361として日本車輌にて新製された。なお電装品については名古屋鉄道合併後はデキ362に改番され、渥美線で貨物用として使用されていた。1954年に渥美線が豊橋鉄道に分社したのちもそのまま使用、1968年にはデキ211に改番されている。1984年に貨物営業が終了したのちも事業用として使用されていたが、1997年に600Vから1500Vへ昇圧されたことに伴って廃車、同線のデワ11とともに当地で保存されている。

20t級の凸型機で、前面中央の両開き窓が特徴的である。前面左右の固定窓は、製造当初は丸窓であったようだ。

台車はブリル製の76Eを使用している。また主電動機はウェイスティングハウス製の65馬力のものを4基搭載している。

車番はローマン体で書かれている。

運転室内。中央に運転台が設けられている。

ボンネット内へは運転室から何も仕切りが無く繋がっている構造。

片側のボンネットには、抵抗器や各空気ダメなどが格納されている。

もう片側のボンネットにはヒューズやスイッチ類が格納されているが、反対側と比べるとスカスカになっている。
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2025年10月25日編集
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