2019年11月訪問

長野県白馬村の白馬アルプスオートキャンプ場で保存されているC56 150。
C56 150の車歴は⋯
- 1938年6月 三菱重工にて新製、米沢区に配置
- 1939年10月 米沢区→宮古区釜石支区(のちの釜石区)
- 1942年1月 釜石区→中込区
- 1973年5月 中込区→浜田区
- 1975年2月 廃車
車歴はこちらから↓
C56150 機関車データベース (形式C56) - デゴイチよく走る!
長らく小海線で活躍してきた機関車である。小海線でのSL運行終了後は浜田区へ転属し、三江北線で貨物列車を牽引するなどして活躍した。廃車後は当地で保存されている。

前照灯はシールドビームのLP405を装備している。現役当時は煙突に回転式火の粉止めを装備していたが、保存に際して外されたようである。

保存機としてのC56 150で最も特徴的な装備である雪かき器。先端が開閉できるタイプのもので、浜田区時代に取り付けられていたものである。

運転室の屋根は寒冷地向けの対策として後部が延長されている。小海線や飯山線を始め、長野工場受け持ちの機関車に多く見られた改造である。
機関士側はナンバープレートが残されている。札差などその他のものは脱落しており、運転室内も荒廃しているようだ。

助士側にはナンバープレートも残っていない。

後照灯はLP42を使用している。またその左には溢れ止管を取り付けている。
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2025年8月7日編集
