ばんの鉄道いろいろめぐり

旅先で見てきたいろいろな鉄道車両の保存車や廃車体、廃線跡などを紹介していきます。たまに現役のものや模型なんかも。

【保存車】D51 311 北海道北見市

2024年7月訪問

 

北海道北見市の留辺蘂なかよし公園で保存されているD51 311。

D51 311の車歴は…

  • 1939年10月 日立製作所にて新製、小郡区に配置
  • 1945年1月 小郡区→柳井区
  • 1948年6月 柳井区→旭川区
  • 1961年10月 旭川区→遠軽区
  • 1975年6月 廃車

車歴はこちらから↓

D51311 機関車データベース (形式D51) - デゴイチよく走る!

 

長らく北海道で使用されていた機関車で、晩年は石北本線を中心に活躍していた。廃車後は留辺蘂ユースホステル前で保存されており、同ホステル閉館後も同じ場所で現在まで保存されている。

 

 

前照灯はLP403を、副灯はシールドビームのLP405を使用している。煙室戸ハンドルは保存後に失われているため、持ち手が3本しかない異形のものに変わっている。前面デッキには、北海道の機関車で多く見られるコの字の手すりが増設されているが、D51形式では一般的に機関士側のみに設けられるが、311号機では両側に設けられている。雪かき器の取り付け方も、他の北海道の機関車と異なる。

 

デフレクターにはバイパス弁点検窓が設けられている。北海道ではよく見られる縁無しの長方形で、かつては蓋が取り付けられていた。また誘導員がデッキに乗って誘導できるように、デフレクター前方がカットされている。

 

 

空気圧縮機の蒸気排気管は、途中でテンダー水槽の暖房配管と分岐している。また機械式速度計の検出棒は、通常は従輪へ繋げられるところが第4動輪となっている。いずれも北海道の機関車特有の特徴である。

 

運転室は1954年に密閉化改造を受けている。バタフライスクリーンや特徴的なタブレットキャッチャーといった、北海道の機関車特有の装備を備える。ナンバープレートは、タブレットキャッチャー取り付けのため前方へ移設されている。ブレーキ分配弁には、保温用の飯盒形のカバーを設けている。

 

 

蒸気ドーム前方には、扇形の手すりが増設されている。現役時代は煙突に回転式火の粉止めを設けており、現在もその取り付け金具が残っている。

 

助士側も機関士側と同様。従輪はプレート輪心のものに交換されているようだ。

 

 

テンダー上には、雪囲いで使うための鋼管が組まれている。これは近年行われた修復時に設けられたもの。現役時代は木製の増炭囲いを備えていた。

 

後照灯はLP42を使用している。北海道のD51形式では、後照灯を炭庫後方の仕切り板へ移設していることが多いが、311号機では従来の位置のままとなっている。テンダー上へ上がる梯子は、最上部の手すりの大型化・拡幅、中間部への手すり増設が行われている。また機関士側ステップの大型化も行われている。

 

 

場所はこちら

 

2026年2月20日編集

 

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